第2回日本ウイルス療法学会学術集会

会長挨拶

第2回日本ウイルス療法学会学術集会
会長甲斐 知惠子

(東京大学生産技術研究所 特任教授)

第2回日本ウイルス療法学会学術集会 会長甲斐 知惠子

この度、第2回日本ウイルス療法学会学術集会を2024年11月4日(月・祝)に伊藤謝恩ホールにて開催させていただきます。

ウイルスはもともと病原体として恐れられる存在でしたが、近年ではウイルスをがん治療に利用する「ウイルス療法」の開発が急速に進んできています。ウイルス療法は、これまでのがん治療を根本から変える画期的がん治療法として世界各国で開発が進んでおり、その市場規模の著しい拡大が予測されております。我が国では2021年より国産のウイルス療法薬が販売開始され、また、承認に向けた臨床試験も複数進んでおり、先行する米国および中国の2剤があるものの、世界を牽引する一角となっております。ウイルス療法分野では、2022年10月26日に一般社団法人 「日本ウイルス療法学会」が設立され、2023年11月3日には、「第1回日本ウイルス療法学会学術集会」が開催されました。これを契機として、日本でのウイルス療法開発のさらなる発展に寄与すべく、この度「第2回日本ウイルス療法学会学術集会」を開催させていただくこととなりました。昨年の学術集会(テーマ:ウイルス療法の黎明 -The dawn of oncolytic virus therapy-)で導火線に灯った火を、このたびの学術集会ではさらに成長させ、大きな炎とする一助となるよう尽力する意思を皆様と共有し、テーマ:ウイルス療法の成長期 “growing phase of oncolytic virus therapy”として開催したいと思います。

私自身はウイルス学者として長年研究に携わってまいりましたが、ウイルスがこのように人類を救うものへと変容を遂げていく局面に居合わせる一研究者としても、本学術集会の開催はこの上なく興味深く、我が国の将来を期待させるものであります。

昨年開催された「第1回日本ウイルス療法学会学術集会」では、東京大学安田講堂にて多くのウイルス療法に携わる方々がお集まりくださり、対面での活発なご議論が交わされました。今回は、昨年よりさらに多くの皆様にご参加いただき、さらなる議論の発展や協働の機会を提供する場となるよう、工夫してまいります。皆様のご参加を心よりお待ちしております。

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